突然ですが、「グリーン・ツーリズム」という言葉を聞いたことがありますか?
「グリーン・ツーリズム」とは、農山漁村などに長期滞在し、農業や林業、漁業などの体験や、その地域の自然や文化に触れ、地元の人々との交流を楽しむ旅のことを言います。長いバカンスを楽しむことが多いヨーロッパ諸国で普及した旅のスタイルなのですが、日本でも“新しい旅のカタチ”として近年人気が出てきています。
なんでいきなりグリーン・ツーリズムのことを聞いたかというと、今回ご紹介する民宿「ニューフロンティアファーム夢伝承交流館」が、2003年にグリーン・ツーリズムなど都市と農村の交流によって農村地域の活性化を図る拠点として建てられたからなんです。
「ニューフロンティアファーム夢伝承交流館」は、北海道野付郡別海町にあり、中標津空港からだと車で約45分のところになるのですが、少し高台に建つ建物からは広い牧草地帯を見渡すことができるんですよ^^
別海町についても少しご紹介しておきます。
別海町(べつかいちょう、べっかいちょう)は、北海道根室振興局管内の野付郡にある町です。町名の読み方が古くから議論になっていたのですが、2009年3月に「べつかい」と「べっかい」の双方の読み方を認めると宣言されました。平野部では酪農、沿岸部ではサケ、コマイ、ホッキ、アサリ、ホタテ、ホッカイエビなどの漁業が盛ん。生乳生産量は全国1位で年間生産量は約43万t、高級アイスクリームの原料供給地として有名なんですよ。
さてさて、別海町について少しわかったところで、「ニューフロンティアファーム夢伝承交流館」についてご紹介していきましょう♪
建物はフィンランド産のパイン材を使ったログハウス風の木造2階建てで、1階のテレビコーナーではパイロットファーム事業が紹介されていて、2階には開墾や牛舎建設など昭和30年代の開拓期の様子をとらえた写真が展示されています。
敷地内には遊歩道と、5月から11月には無料体験できるパークゴルフ場、五右衛門風呂などがあります。
五右衛門風呂があるのは珍しいように思います。なかなか入ることがないですよね。貴重な体験ですよ!
体験メニューも豊富にあり、搾乳などの酪農体験、野菜、馬鈴薯、とうもろこし等の種まき、植え付け、草取り、収穫、山菜、キノコ採りなどをすることができます。家庭で野菜を作っていたりしない限り普段はなかなかできないようなことばかり。自然と触れ合いながら、体験をとおして酪農や農業について知ることができるのではないかと思います。
長い休みがとれたら、グリーン・ツーリズムを楽しんでみてはどうですか?親子で農業体験なんて楽しいかもしれませんよ^^
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