北海道ニセコ羊蹄山のふもとに、大自然に囲まれ農場散策や動物と触れ合えるハックルベリーファームがあります。13ヘクタールある広大な敷地には自社農園があり農作物の栽培をしていたり、様々な動物を飼育しています。自社農園で収穫した農作物は自社レストランの食材として使われています。
アンヌプリの山麓の丘陵地帯を利用して景観はできるだけ美しく、来場される客にも楽しんでいただこうと様々な工夫を凝らしていています。ジャガイモの花やそばの花、ひまわりやコスモスの花も植えられていて、羊蹄山をバックにした丘陵のキャンパスが最高に美しく、見るだけでも訪れる価値があります。菜園で作られている夏野菜は全部で30種類あり、路地栽培しています。豊かな自然環境に恵まれ、色の濃い野趣あふれる野菜が育っているようです。ビニールハウス内では春さき頃に夏野菜や京野菜を植え付け、晩秋まで収穫しています。真夏のハウス内温度は40度以上に上がりますが、夜には20度前後に下がるため、野菜に甘みが乗ってくるそうです。レストランで使われるお米もこちらで栽培されています。品種は『ほしのゆめ』といい、北の大地の恵みをたっぷりと受けて収穫された稲の穂は籾のまま保存し、使用する際に精米にかけるため常に新米同様の味わいを保っています。
羊蹄山から湧き出る豊かな水を利用したヤマメの養殖もおこなっています。静かな水のせせらぎの中でヤマメが優雅に泳いでいる様子が見られます。
そのほかにもファーム内には様々な動物たちがいます。特に馬と、ミニチュアカウは人気があり、それぞれ名前が付いていて来場者から親しまれています。なかでもリーダー的存在の馬の「キャンディ」は賢くて周囲の人をよく見ています。 力持ちで暴れん坊の「小鉄」からも一目置かれた、お姉さんです。小鉄ファミリーには「こゆき」「こはる」「こなつ」「こあき」がいて、名前には季節が入っていますね。キャンディの他に馬は「ジェイ」「ベリー」「クー」がいて、それぞれ性格が違います。ミニチュアカウの番犬ことバウ君は「クー」や「ジェイ」が大好きで顔をペロペロ舐めます。ここでの動物たちは自然のなかでゆったり飼われているためか、動物同士が仲良しで微笑ましい場面がよく見られます。ミニチュアカウだけでなく、牛や烏骨鶏もいます。烏骨鶏の羽化の様子はスタッフが書く動物日記で見られますよ、小さなヒナがすくすくとおおきくなっている様子が見られます。烏骨鶏だけでなく飼育スタッフが書く動物日記はここでのありふれた日常が書かれていて微笑ましいかぎりです。